【情報提供】「標準入力法」のエネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)、マニュアル及び入力シートが更新されました

■「標準入力法」のエネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版) Ver.3.9
及びマニュアル Ver.3.9が公開されました。
また、入力シート Ver.3.9も公開されました。
内容は、以下URLをご確認ください。
【非住宅建築物に関する省エネルギー基準に準拠したプログラム】
https://building.lowenergy.jp/
【エネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)標準入力法 Ver.3.9】
https://building.app.lowenergy.jp/
【標準入力法入力マニュアル Ver. 3.9(2025年10月)】
https://building.lowenergy.jp/file/webprov3_manual_20251001.pdf
【外皮・設備仕様入力シート Ver. 3.9】
https://building.lowenergy.jp/file/WEBPRO_inputSheet_for_Ver3.9.xlsx
令和7年10⽉1⽇
エネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版) 標準入力法
(Ver.3.9)における更新の内容
現行バージョン(Ver.3.8)からの変更点は、次の通りです。
1.「様式0. 基本情報」 について、新しい入力項目「評価対象」を追加しました。
「評価対象」の選択肢は以下の通りです。旧バージョンの入力シートがアップ
ロードされた場合、後述の「旧バージョンの後方互換」に従って「評価対象」
が決定されます。
◍一次エネルギー消費量のみ
◍一次エネルギー消費量とPAL*(単体建築物)
◍一次エネルギー消費量とPAL*(複数建築物)
2.「様式0. 基本情報」の「評価対象」で「一次エネルギー消費量とPAL*(複数建築
物)」が入力された場合に、計算結果画面で「建築物別の算定結果」が表示される
ようになりました。
3.「様式1. 室仕様」の列「建物用途」に「共同住宅」が含まれる場合、大規模建築
物エネルギー消費性能基準の評価結果が、計算結果画面および計算結果PDFから
表示されなくなりました。
4.建築物エネルギー消費性能誘導基準(R4年10月以降) が「達成」となる条件を、
以下のように変更しました。
◍(変更前) 設計一次エネルギー消費量合計[GJ/年] ≦ 基準一次エネルギー消費量
合計[GJ/年] かつPAL*設計値 ≦ PAL*基準値
◍(変更後) 設計一次エネルギー消費量合計[GJ/年] ≦ 基準一次エネルギー消費量
合計[GJ/年]
5.「他人から供給された熱」の一次エネルギー換算値を用いる場合の算出方法に
不備があったため修正しました。
◍(修正前)
・運転モードが「冷熱源」の場合: 「他人から供給された熱の一次エネルギー
換算値(冷熱)」を算出に使用
・運転モードが「温熱源」の場合: 「他人から供給された熱の一次エネルギー
換算値(温熱)」を算出に使用
◍(修正後)
・燃料種類が「冷水」の場合: 「他人から供給された熱の一次エネルギー
換算値(冷熱)」を算出に使用
・燃料種類が「温水」「蒸気」のいずれかの場合: 「他人から供給された
熱の一次エネルギー換算値(温熱)」を算出に使用
◍この修正によって評価結果が変化する熱源機種は以下の通りです。
・吸収式冷凍機(温水)
・吸収式冷凍機(蒸気)
・吸収式冷凍機(冷却水変流量、蒸気)
・吸収式冷凍機(一重二重併用形、蒸気)
・吸収式冷凍機(一重二重併用形、冷却水変流量、蒸気)
・地域熱供給(冷水)
・地域熱供給(温水)
・地域熱供給(蒸気)
6.「様式2-11. パッケージエアコンディショナ(空冷式)部分負荷特性(任意評定
用)」で、熱源機種の部分負荷特性を1種類のみ入力した場合に、空調設備の
評価ができない不備を修正しました。
〇旧バージョンの後方互換
◍「様式1. 室仕様」の列「建築物の名称」が全て入力ありの場合は、「一次
エネルギー消費量とPAL*(複数建築物)」が入力されたとみなします。
◍「様式1. 室仕様」の列「建築物の名称」が全て入力なしの場合は、外皮
仕様の入力内容を基に決定します。 以下の条件をいずれも満たす場合は
「一次エネルギー消費量のみ」が入力されたとみなし、そうでない場合は
「一次エネルギー消費量とPAL*(単体建築物)」が入力されたとみなします。
・「様式2-4. 外皮仕様」の列「外壁名称」または列「開口部名称」に、
『基準設定仕様』が入力されている。
・「様式8 非空調外皮仕様」が入力されていない。
◍「様式1. 室仕様」の列「建築物の名称」で入力ありと入力なしが混在する
場合は、入力エラーとみなします。
以 上